遠方から通う学生は大変
全国の国立高専には寮がありますが、公大高専には寮がないため、学校から遠方に自宅がある学生は「数時間の電車通学」か「バイク」、近くの「住まいを借りる」手段を取ります。
片道2時間の電車通学
大阪の南部から来ている同級生の中には、片道約2時間かけて学校へ通っている学生がいました。つまり、往復4時間。彼は学校をサボることもなく、毎日まじめに通っていました。
年上の先輩に、大阪の最南端、岬町から通う学生もいました。その学生は、寝屋川市駅まで学生割引を使っても、定期代は月1~2万円です。
しかし、問題はお金ではなく、精神的な苦痛です。毎日4時間の拘束は辛かったと思います。
バイク通学の条件は、自転車と比べて1.5時間の距離
バイクで通うことも可能です。
その条件ですが、自宅から学校まで、自転車と比べて1.5時間以上の差が必要です。実際に教員が計測して確かめるようです。
大阪は信号が多いため、自転車の平均速度は時速10キロメートル、バイクの平均速度を30キロメートルと考えると、バイク通学するには、(30-10)×1.5=片道30キロメートル以上の通学距離が必要です。
最後の手段、アパートを借りる
年上の先輩に、学校が自宅から遠いため、学校の近くにアパートかマンションを借りて一人暮らしをしている学生もいました。
その他、寝屋川市に住んでいる祖父母の家から通っている同級生もいました。