基本的に、前と同じ
旧公大高専は府大への移管後、法人化しました。先生や授業時間、カリキュラムなど、少しは変わるかと思いましたが、移管前とほとんど変わりません。府大の先生が高専に来ると思っていましたが、私の知る限り誰も来ませんでした。
府大と高専で、共同研究等は実施されていますが、ごく一部です。
そもそも、堺市にある府大と寝屋川市にある高専は距離が遠いため、行き来するのに相当な時間がかかります。よって、気軽な交流は難しいのが現状です。
研究費は下がる
公立の頃、大阪府から支給される研究費が年々縮小していたようです。
副校長等が「大阪公立大学との移管後は研究費が上がると思います」と言っていました。しかし反対に、移管後は卒業研究等の研究費用が下がりました。
府大への編入は優先枠がある
移管したメリットもあります。
公大高専生は府大へ編入する際、数名の特別枠が設けられました。ただし、現在は試験的な取り組みの状態なので、永久的に特別枠が存続するのかわかりません。
府大に編入したい学生だけにメリットがある制度です。
キャンパスは寝屋川のまま
府大への合併後も、高専のキャンパスは寝屋川市のままです。先生の情報によれば、今のところ、キャンパスを移す計画はないようです。
東京都の都立高専も、首都大へ移管後、キャンパスは同じです。
今後の展望は不明
現在、平成28年度に府立大学と市立大学の統合が検討されています。そのため、高専の教育システムは変わらないと思いますが、キャンパスの移転については、不明です。