公大高専で個人情報流出事件

4,800人の個人情報が流出

 公大高専から私宛に封筒が届いたので開けてみると、在校生と卒業生の個人情報が入ったHDD(ハードディスクドライブ)が盗まれたと書いていました。

封筒

 盗まれたのは氏名と写真、当該教員が担任した学生の成績と電話番号です。

 もちろん、私の個人情報も盗まれていますが、「当該教員」とは誰のことなのか記載されていないため、私の成績と電話番号が盗まれたかどうかは不明です。

以前からあった盗難とは違う

 公大高専には盗難の歴史があるで解説した通り、公大高専は昔から盗難が多発しています。

 ただし、盗難される物は個人の所有物が多く、学校の所有物で盗まれたのはパソコンのディスプレイぐらいでした。

 しかし、今回はHDD。新品のHDD1TBが7,8千円のこの時代に、HDDほしさに盗みとったとは思えません。

 私が見たテレビの情報によると、個人情報は1人あたり10円、レアなものになると1人あたり200円で取引されるようです。

 もしHDDに1万人の個人情報が入っていれば、1万人×10円=10万円手に入るので、犯人は個人情報を目的にHDDを狙ったのでしょう。

 大阪公立大学「大阪公立大学工業高等専門学校の学生等の個人情報の入ったハードディスクドライブの盗難について」を見る限り、残念ながら、氏名・住所・電話番号の3点セットがそろった個人情報はほとんど無いようですが・・。