総合工学システム学科

特徴は総合的に学べること

 総合工学システム学科の特徴は機械・電気・電子・情報・化学・建築を総合的に学ぶことです。

 当然ながら利点と欠点があります。

メリットは学科選択の失敗を防ぐこと

 自動車が好きで機械系の学科に入学しても、理想と違ったり、機械系以外の分野に興味を持った時、学校を辞めたくなります。しかし、総合学科なら1~2年生でじっくり学科を決めることができるので安心です。

 つまり、利点は学科選択を失敗するのを防ぐことです。

デメリットは欠点は学力と就職率の低下

 工学を総合的に勉強するため、本来、専門分野に費やす授業時間が減ります。よって、学力が低下します。また、就職の時も若干不利になります。

 つまり、欠点は学力と就職率の低下です。

総合工学学科は全国に4校だけ

 新入学生は2年間が所属することになる総合工学システム学科は、室津(むろつ)前校長によって創設された学科です。このような総合的に学ぶ学科は全国に公大高専と東京・近大・サレジオの計4校だけです。(総合工学学科を採用する高専が増えているので、現在は4校以上あると思います。)

かつて、在籍期間は3年であった

 私が在籍していた頃、総合工学システム学科は3年間でした。学力の低下が顕著に見られ、武田前校長のとき方針転換します。3年生に志望学科別の授業を取り入れ、週4時間だけ学生によって異なる授業をしていました。

 長澤前校長が就任して数年で、または藤原校長のときに総合工学システム学科は在籍期間が3年間から2年間に変わりました。